2007-01-01から1年間の記事一覧

2007年最後の更新

まぁ、大病を患うことなく、無事1年間を過ごせたという意味では、個人的には今年はいい年だったと思います。

『講義 民事訴訟』

講義 民事訴訟作者: 藤田広美出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/12/20メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 62回この商品を含むブログ (16件) を見る弁護士会館地下の書店で購入。 著者の藤田広美氏は、元裁判官であり、現在、琉球大学法科大学院…

退会命令

あと、下記の『自由と正義』には、埼玉弁護士会による退会命令が掲載されていた。処分の理由の要旨を見ると、依頼者がその弁護士に連絡を取れない状態にあったようですけど、夜逃げでもしたのでしょうか?

『自由と正義』2007年12月号

先日、大阪弁護士会が、田中”闇社会の守護神”森一氏に対し、業務停止3か月という懲戒処分を下していたが、今回、日弁連が田中氏による同処分に対する審査請求を棄却したそうな。 田中氏については、その著書『反転―闇社会の守護神と呼ばれて』を読む限りで…

修習生の就職問題に関する裁判官の意識

判例タイムズ1252号に「法科大学院と新司法試験」という大島眞一判事の論考が掲載されていた。 近時問題となっている修習生の就職難に関し、大島判事は 法科大学院を修了し、法曹となるに足りる能力を有するとして新司法試験に合格し、考試(2回試験)…

東京簡裁にて

午前中、傍聴席で呼出しを待っていたら、隣で某司法試験予備校のレジュメを読んでいる人がいた。 ロー生が傍聴に来ているのかと思い、隣の人の顔をよく見たら、某予備校の看板講師のセンセイだった。

自力救済禁止の原則

東京弁護士会の会報誌である『LIBRA』の今月号を読んでいると、公設事務所の設置活動で有名な事務所の所属弁護士が業務停止1か月という重い処分を受けていた。 内容を読むと、マンションの部屋の明渡しに関し、交渉相手である部屋の借主の同意がないに…

ドン・キホーテ3人死亡、「消防の対応怠慢」と遺族提訴へ

遺族側は、小石さんから通報を受けた消防局が退避するよう指示しないまま2分近く状況把握のための通話を続けたほか、現場に到着した消防署員が情報収集を十分に行わなかったため、店舗内に救出に入るまでに15分かかったと指摘。このため3人は逃げ遅れた…

『あきらめずにまっすぐに』

事務所からの帰りに、東京駅の丸善に寄って、森まさこ氏の『あきらめずにまっすぐに』を購入。著者は、消費者問題に造詣が深い弁護士ですが、現在参議院議員としても活躍中の方です。 内容は、幼い頃、借金取りの取立てから一家を救った弁護士にあこがれて弁…

3日連続

で、鉄道の遅延に巻き込まれた。昨日は、線路に障害物があることが原因で、今日は人身事故だった。 昨日の期日では、私はセーフでしたが、相手の弁護士が遅刻。 一応、アクシデントに備えて、余裕を持って出発するようにしているけど、鉄道事故が起きた場合…

死因不明社会

死因不明社会―Aiが拓く新しい医療 (ブルーバックス)作者: 海堂尊出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/21メディア: 新書購入: 10人 クリック: 169回この商品を含むブログ (110件) を見る医者で作家の海堂尊氏が、解剖の減少傾向について警鐘を鳴らしたも…

指導担当との再会

某地裁のエレベーターで、修習時代の指導担当判事と再会。別件の期日が終わった後、判事の配属部を訪問して、近況を伝えました。

「ジブリ」アニメのフィギュア会社脱税容疑 社長ら逮捕

社長と共に、元弁護士の人も逮捕されたそうです。 竹原元弁護士は元検事。83年に任官後、札幌地検や旭川地検などで勤務し、87年に退官して弁護士登録をした。都内の大手渉外事務所で企業法務などを担当したが、今年8月に弁護士登録を取り消していた。 …

イソ弁によるボス弁の監視義務

判例タイムズ1249号に、弁護過誤に関し面白い判決(大阪地裁平成18年12月8日判決)が掲載されていた。 事案は、ボス弁が受任した後、書面の提出を怠った結果、敗訴してしまった事案について、依頼者が損害賠償を求めたというもの(代理人は橋下徹セ…

モバイルスイカ:電子マネー不正利用で1000万円被害

入力情報の一部だけしかカード会社の保有データと照合されないため、照合対象外の情報が間違っていても登録が可能になっていた。登録時も入金の際にもカードの暗証番号の入力は不要で、カード情報などを参考にして不正利用された疑いがある モバイルスイカの…

発注元の日南市に「談合お願い」を業者がFAX誤送信

業者は「うっかりしていた」と話しているといい、 よりによって…。

無戸籍児訴訟、原告側が逆転敗訴

「超図解」ご臨終

IT書籍のエクスメディア倒産――負債は11億 パソコン関係の入門書(「超図解」シリーズ)で有名なエクスメディア社が1週間前に破産の申立てを行っていた。 パソコン初心者数の減少あたりが原因だろうか。

鎌倉簡易裁判所

調停のために、鎌倉簡裁に行ってきました。同簡裁は、海が近くにある上に、庁舎自体もまだ新しく、環境的には裁判所の中でも上位に入ると思います。

弁護士の役割?

昨日の私の記事に対して、tamago先生のブログで反応があったので、一応、私の考えを補足しておきます。 交通事故相談で受任を断られた被害者の方々の救済に弁護士はもっと積極的になるべきではないか、というtamago先生の基本的な立場については、賛成こそす…

なんだかなぁ…

http://d.hatena.ne.jp/tamago2/20071031 4 困り果てて,損害賠償請求の訴訟を起こすほかないと考えるようになり,弁護士会の交通事故の法律相談に出掛けて,訴訟をお願いしたいと言うと,どの弁護士も,そういう事件はできないと言って断る。 最後の4は,…

今週の週刊アスキー

『著作権という魔物』連載第5回目が掲載。 今回は、元文化庁著作権課課長である岡本薫氏が登場。 日本の著作権問題の大部分が契約の問題であるという岡本氏の指摘については、深く同意。

一太郎のセキュリティ

http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20071030.html 法曹界では『一太郎』利用者の割合がまだまだ多いので、上記のサイトが指摘する問題には要注意。

『家族と法−個人化と多様化の中で』(岩波新書)

東京駅近くの丸善で購入。 不貞者に対する慰謝料請求について、二宮教授は「その役割を終える時期に来ているように思われるのだが」というが、そのような考え方が世間の奥さん方に浸透するのは難しいような気がする。

交通事故に関する講演会

昨日、霞ヶ関の弁護士会館で、雨の中、「交通事故に関する講演会」が開催された。 内容は、神奈川大学の堀野定雄準教授による「映像記録型ドライブレコーダを活用した事故分析と交通安全」と、東京地裁交通専門部(民事27部)裁判官による講演だった。 自…

NOVAが会社更生法申請

解約金返還訴訟の最高裁判決、経産省からの業務停止のダブルパンチにより一気に追い込まれたということでしょうか。 今後の受講生、講師、職員の行く末が気になります。

運転中の急病と保険

今日の日経の朝刊に、人身傷害保障特約に関する判決が出ていた。 http://kanz.jp/hanrei/detail.html?idx=2436 http://kanz.jp/hanrei/data/html/200710/20071019152240.html 上記判決は、人身傷害保障特約について、「運行事故が被保険者に疾病によって生じ…

栄枯盛衰

今日、渋谷を歩いていたら、旭屋書店渋谷店の跡地にブックファーストができていた。

『監査難民』

種村大基『監査難民』〔講談社〕を読了。監査難民 (講談社BIZ)作者: 種村大基出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/26メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブログ (19件) を見る内容は、四大監査法人として名を馳せていた中央青山監査…

判例タイムズ第1247号

研究会「事実認定と立証活動」という連載の第7回『効果的立証・検証・鑑定と事実認定』が掲載。 写真により事件が解決に向かった例や、写真の提出により相手方本人が感情を害し、あやうく和解不成立になりかけた例を読んで、写真というものの持つ影響につい…