交通事故に関する講演会

 昨日、霞ヶ関弁護士会館で、雨の中、「交通事故に関する講演会」が開催された。
 内容は、神奈川大学の堀野定雄準教授による「映像記録型ドライブレコーダを活用した事故分析と交通安全」と、東京地裁交通専門部(民事27部)裁判官による講演だった。
 自転車と自動車の事故については、事故証明書の記載だと、自動車運転手に自己の責任があるとされるケースが多いけれども、堀野準教授によると、都内のタクシーに設置されたドライブレコーダの映像記録を検討すると、むしろ自転車利用者に責任がある場合が多いそうだ。これは、今後の交通事故捜査にも影響を与える可能性がある重要な指摘だと思う。