殺意とは


主婦の裁判員だと,結構大変かもボツネタ


修習生のころ、三庁と地元紙共催の裁判員制度広報のための、模擬裁判を見たことがあります。その模擬裁判では、殺人罪傷害致死罪のどちらが成立するかが問題となる事案を扱っていましたが、評議終了後に、裁判員役の人が「犯人は被害者を傷つけるつもりだったのだから、殺人罪が成立すると考えた」という感想を述べていたことを思い出しました。
法曹の思考方法からは、殺人の故意と傷害の故意は区別して考えるのが当然ですが、市民感覚では、この二つの故意を必ずしも区別して考えていないのではないか、という疑問をこのときに持ったことを今でも覚えています。