『自由と正義』平成20年1月号

 今月号から、横書きに変更。

 今月号で目を引いたのは日弁連リーガルアクセスセンター(LAC)の記事でした。LACでは、弁護士保険制度の被保険者から弁護士紹介依頼に基づき、各弁護士会に取り次いでいるとのこと。同記事によると、2001年度は弁護士保険契約件数1万1500件、弁護士紹介依頼件数3件であったところ、2006年度は、契約件数101万2000件、紹介依頼件数682件に増加したそうです。
 ただ、現状では、少額の物損事故に関する事案が多いことから、LACでは実務的運用の改善を進めているということですが、実際、損保会社の代理人を務める弁護士に聞いても、弁護士特約案件(LACを介さず損保会社から紹介)では少額物損事件が多いという話でした。