「ゼロゼロ物件」

ボツネタ”経由
「ゼロゼロ物件」被害救済 大阪の弁護士ら対策会議結成ヤフー・ニュース

ゼロゼロ物件」被害については、今週発売の週刊東洋経済(2008年10月25日号)にも記事がありました。それによると、この「ゼロゼロ物件」商法を展開する不動産会社は、家賃の支払いが数日間遅れただけでも無断で入居者の部屋に立ち入り、その部屋の鍵の交換を行って入居者を締め出すということを行っているとのことですが、このような無断立入り行為は通常、住居侵入罪に該当するものであり、非常に問題のある行為です。
 また、この「ゼロゼロ物件」商法については、そもそも「鍵の一時使用」という形式の契約自体、借地借家法の脱法行為ではないのか、入居者に不利な条項は消費者契約法に違反するのではないかといった様々な問題点が指摘できそうです。
 上記記事によると、現在、部屋の鍵を交換され、高額の違約金を取られた入居者たちによる損害賠償請求訴訟が東京地裁に継続中とのことですが、この訴訟の動向に注目したいと思います。

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