『司法の崩壊』

司法の崩壊

司法の崩壊

オアゾ丸善で購入。

著者は、安倍内閣福田内閣で法務副大臣を務めた河井克行

「新任弁護士の大量発生が日本を蝕む」とのサブタイトルが示すように、内容は新人弁護士の増加による弊害やロースクール教育の問題点を指摘し、現在の制度を批判するものとなっています。

個人的な感想としては、著者がロースクールに視察に行ったときの状況や、ロースクール関係者から聞いた話の記述は、新鮮でした。ただ、解散総選挙に間に合わせるために熟考しないまま書き飛ばしたのか、著者の推論は、粗いところが多いとの印象を受けました。

この書籍の問題点等については、時間があったらまた触れたいと思います。